卒業生の声

ZENさん17歳5ヵ月 合格

2020年5月から訓練を開始し、2021年1月に16歳9ヵ月でファーストソロを達成。2021年9月に、動力滑空機自家用操縦士免許を見事取得しました。

Q. YPPに挑戦しようと思ったきっかけ、理由を教えてください。
中学一年生の時に室屋さんに憧れて、ずっと空を飛んでみたいと思っていました。そして中学三年生のときに、空ラボに参加しました。空ラボ終了後、操縦練習許可証を取得し、空を体験しようと思っていたときに、YPPが発表されたので、挑戦してみました。
Q. 1年間の訓練の中で印象に残っていることを教えてください。
やっぱり試験に合格した時が一番嬉しかったです。
すごく悩んだり、しんどかったりメンタルが折れた時もありましたが、私でも一つ、試験に合格するという目的を達成できたことが自分の自信になりました。
しんどかったのは九日間訓練があった時です。毎日勉強とフライトでホテルに着く頃にはフラフラでした。疲れすぎて寝れなくて、やっと寝れたのに2時間後に目が冷めたりしたこともありました。ですが毎日修正してわからないところを潰してとても成長できたと思います。
訓練の中で楽しかったのはサーマル(上昇気流)を教官と見つけて中に入ったことです。自然の力を見つけて上昇して飛ぶというグライダーの面白さを感じた時でした。あとはみっちーと訓練後に勉強したりご飯を食べたことです。
ラーメンやうどん、サイゼリヤには何回も行きました。同じ年齢で一緒に道を歩む友達がいたことは非常にありがたかったです。
みっちーが3人の中で1番に初ソロに出た時は嬉しい反面、悔しい気持ちが混ざり、私の心に火がつきました。
Q. YPPに挑戦してみて、どうでしたか?
私にとって、もう一つの「学校」でした。飛行機の勉強に加え、挨拶から話し方、伝え方、時間を守ったり、自分にとっては社会の基本を学ぶことができたと思います。
私は中学生の時、勉強をする、ということがわかりませんでした。どうしてこんなことをするのか、なぜ学校に行くのか、意味がわからなくなり、とてもしんどかった時がありました。そんな時に出会った飛行機に私は救われたと思います。こんなワクワクするものがあるのか、いつか飛んでみたいなと。
そしてYPPに出会い、実際に飛行機を飛ばすという本当に貴重な経験をさせていただきました。
この一年半、ライセンスを取得するために、実際に「飛ばす」ために、勉強することの大切さが身に染みてわかりました。
Q. 実際に操縦免許を手にして、挑戦前に抱いていた「パイロットになろう」という気持ちに変化はありましたか?
YPP以前はパイロットというものがぼんやりとした憧れでした。
しかし、一年半訓練する中で空を飛ぶということは、危険もあり、知識も必要で、判断力がとても大切だとわかりました。それでもやはり私はこれからもパイロットとして飛行機に乗り続けたいと思いました。
Q. 今、何か新たに始めている挑戦や、これから挑戦してみたいことはありますか?
今は国立大学の建築デザイン学科に入る、という目標に向かって勉強をしています。その後は航空大学に転入しようと思っています。
Q. YPPを無事卒業して、パイロットへの第一歩を踏み出しました。これからYPPにチャレンジしようとする子達に伝えたいことを教えてください。
一瞬でもやってみたい、と思えるならぜひ挑戦してみてください!

Youth Pilot Program

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